相談相手として、麗水先生を選んだのは、なんとなくでした。自己紹介の声が、自然と流れ込んで来たせいかも知れません。
電話がつながると、先生が高らかにしゃべり始めました。快活で、早口。だけど滑舌がしっかりしているので、聞き取りやすい。
姓名判断の分析の間も、ペースを落とすことなく会話は続きます。大変に頭の回転が速い方だという印象を抱きました。会話のテンポの速さも影響していたのでしょう。
通話時間が長くなるほど、料金が高くなるということで、なるべく短く終わるようにと、気を遣ってくださいました。
相談する内容が決まると、カードを操る音が聞こえました。ここに来て先生の声が途切れがちになり、集中してカードを読み取ろうとしているのがわかります。それまでの会話も、判定の要素になっているのでしょう。しかし、声を聴いた印象と、カードで語られるその人の本質は、異なることがあります。タロット占いには、集中が必要なのです。
カードに現れた結果は、その相談内容については、相談するまでもないという物でした。
『すでに判っていることをあえて尋ねている』のだと。
よくある事ではありますが、人間は、疲れていると弱気になるものです。なので、ちょっと頑張って、身体を休めるようにしましょう。というのが、人生相談で頂いたアドバイスです。
そのほかにも、心にわだかまっていた様々な不安を洗い流していただきました。
ありがちな悩みばかりであっても、いざ自分のこととなると、恐ろしく感じてしまいます。なるべく悪いことを仰らない方針なのかも知れませんが、私は慰められましたし、心のデトックスをしていただいた気分です。 |